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6ヶ月ぶりオーストラリア探検
どうも最近ネタ切れと勉強の毎日でご無沙汰しておりましたが、行って来ましたよ、カニ獲り。友人ふたりをひきいて前にも何回か紹介した、太陽の階段の見えるニッコル湾へいざ出陣。
網を持って、ブルースイマークラブという青色の胴体が手のひらより一回り大きいぐらいのカニを狙って行ったんです。そしたらライアン君が、「あれ!、今僕何か動いているの見たよ!」と言うではありませんか。近寄って盛り上がった土をよく見てみると、なんとそれは大きなマッドクラブ!でかしたライアン!みんなで「ワオー、イッツ、ヒュージ!(Huge、巨大な)」と言いました。
でもいくらヒュージでも3人で一匹はもの足りない。「よしっ!、もっとさがせ〜!」。一気にやる気が湧いてきました。
みんなで盛り上がった土を探して見つけて、「いたぞおおおお〜!、掘り起こせえええ〜!」。と、漁を楽しんだのでした。
収穫はモンスターカニ4匹。今回はサイズが小さすぎて獲ることのできなかったカニも5匹ぐらいいました。カニがいる場所は土が盛り上がっているのですぐにわかります。潮が引いている時間にニッコル湾を歩いて探して堀起こせすだけ。逃げ足も遅いので見つけさえすれば簡単に獲ることができますが、ハサミの力が半端じゃない。一回何かをつかんだら絶対に離しません。そのかわりに逃亡策としてこのカニの取る行動は、トカゲが尻尾を自ら切るように、腕を根元から切り離します。腕が離れたあともハサミを開くのにはかなりの力が必要です。ですから、指を挟まれたら痛いだけですまないかもしれないので気をつけて。
オーストラリアのシーフードは法で定められた最小のサイズを超えていないと捕獲してはいけません。また、メスで卵をもっているカニは捕獲してはいけません。ちなみにこのカニの最小のサイズは胴体の横幅15センチです。小さなカニを獲ってみつかれば、多額の罰金を支払うことになります。テレビで日本人が捕まって罰金を払っているのを見たことがあります。「知らなかった」は、通用しません。将来のカニ資源の維持の為にも、しっかりルールは守りましょう。
それにしても、これ、どうやって調理するか。蒸すのが一番いいだろうと、鍋に入れようとしてもでかすぎるし、生きてて暴れるし、大変でした。なんとか鍋に突っ込んで火が通り、赤くなりました。いやあ、このクロー(ハサミ)の食べっぷりがすごい。体は大きさの割にはスカスカでしたが、ハサミは身が詰まっててすごい食べ応え。パースに戻って売っているマッドクラブの値段を見たら1キロ50ドル(約5000円)。いいもん食わせてもらいました。カニ獲りは許可がいりませんが、ロブスターやあわびなど、オーストラリアで捕獲できる食材には許可のいるものがありますので許可なしで獲って罰金を取られないように気をつけましょう。楽しいはずの漁が悲しい結果に終わります。思っている以上に頻繁にチェックされますのでルールはしっかり守りましょう。それでは、ハッピークラビング!次号はまたいつになるかわかりません。
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