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自転車の旅

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アデレード→パース(車)パースダーウィン→ケアンズ(ヒッチハイク)ケアンズ→パース(バイク) 

8月16日(日) 思い出のビール、EMU EXPORT

今日は4時30分に起きて出発した。寝不足気味でちょっと辛い。

一台の車が自分を追い越して止まった。なんと!車から降りてきたのはアデレードからパースまで一緒にリフト(ガソリン代を割り勘にしながらの旅)したマイクだ。二日連続で道端で友達と再会するとは!

途中で水がきれ、ペットボトルを持って、車に向かって“水をくれ”というポーズをとっていたら、一回通り過ぎた車がUターンして戻ってきた。アボだった。水をペットボトルごとくれた。車の荷台のクーラーボックスから水を出す時、『ビール飲むか?』と聞かれたので迷わず『いただきます』と言った。"EMU EXPORT"思い出のビールになった。アボリジニのおっさんは『かんぱーい』と言って、ビールを飲みながら車を運転して去って行った。またアボに助けられた。
何も無い所で冷たいビールをいただいた。最高にうまかった。元気が出てきた。

昼飯を食っていると、草刈り機に乗っているあんちゃんが草刈り機を止めて寄ってきた。ちょっと会話をして、ここからブルームまでの坂がきつい事を知った。
昼休みもろくに取らずに再出発。

アボにもらったエミューエクスポート

ROEBACKのロードハウスで休憩をしていると、おっさんが自分の頭を見て『その頭、安全だね。暗闇で光るの?』と言われてしまった。
ブルームは国道から左に30キロぐらいそれた所にある。その30キロは草刈りのあんちゃんが言ってた通り、坂がかなりきつかった。また国道に戻るのにこの坂を走らなければならないかと思うとやめてしまいたい。

ブルームに着く手前でオージーのチャリダーに会った。けっこうなおっさんだ。こんなに遅くに出発してどこに泊まるんだろう。やっぱいいチャリのってるな。

無事、ブルームのローバックバックパッカーズに着いた。なんだよー、なんで受付しまってんだよー。4:00PM OPENて書いてあるのに4時過ぎても開かないし。おい!オージー、しっかりしろよ。
やっと受付が開いた。お!一泊10ドルって安いなぁ。安いからいいか。
とりあえず直子やまさひとがまだいるか聞いたけど、みんなもういない。なんだよー、みんなもっとゆっくりしろよー。急いだのに。

寂しい気分のままにチェックインし、日本人しかいない部屋に入れられた。そこで目にした人物は・・・。カラッサで始めて会って、ポートヘッドランドで再会しているこうじだ。ベッドでやる気なさそうにくつろいでるよ。そこで発した第一声は『うわっ、一番会いたくない奴が待ってたよ』。もちろん冗談まじりにね。あまり話した事なかったのに、毒舌トークで仲良くなった。

部屋にはベッドが8つ。そのうち7つはうまっている。てつと言う男が、パスタを作りすぎたため、シェア飯(みんなで材料代を割り勘にしてごはん)することになった。うまいじゃん。久々にちゃんとしたもん食った。食後は部屋の仲間、のり、てつ、こうじで会話を楽しんだ。途中で、ヒゲ君と女の子3人も加わった。いやー楽しい。日本人とつるんでいることがこんなに楽しい事とは。

同じ部屋ににもうひとりチャリダーがいる。まだあまり話をしていないけれど、同じ部屋にチャリダーが二人もいるなんて珍しい。非常にチャリダー密度の濃い部屋だ。彼の自転車を見たが自分の$159のとは大違い。彼は本物のチャリダーらしい。走るためにオーストラリアに来たらしい。
自分はもう疲れてやる気が失せている。つまらないモードに入っている。達成するまではやめないけど。最初から目的地をダーウィンにしていて良かった。そこから先に行く余裕は無い。もう自分がアホに思えてしょうがない。何でこんな事しているんだろう。時間の無駄だと思ってきた。いくら走っても変わらない景色。走っても走っても進んでないみたいだ。ダーウィンに着いたら、海へ行って『こんなものー』って投げてやろうかと思った。でもあと1800キロ。一日200キロ走れば9日で着く。夜も走ってやろうかと思うほど早く終わらせたい。

みんなおれのチャリダー話を楽しんでくれた。
てつは直子とまさひとと遊んでたそうだ。あと1日待っててくれたら会えたのに。
明日はのりが出発する。ワーホリのいい所はたった一日会っただけでもすぐみんなと仲良くなれるところだ。

ROEBACK BACKPACKERSに宿泊。

8月17日(月) 冬だけど夏

みんなで朝早くからテツを見送った。

今日はガンシュームポイントに恐竜の足跡を見に行った。とりあえず最初にレプリカを見てみた。最初に出た一言は、『エミューの足跡じゃん、こんなの野宿してる時に見たよ』だった。そのレプリカを手掛かりにみんなで岩場を探し回った。ないじゃん。似てるのはたくさんあるけど。これがそうだって言えばどれでも足跡に見える。だいたいそんな昔の物、水で削れたり、風化したりしてのこってないんじゃないの?と言うのがおれの意見。こうじだけは諦めずに探している。恐竜の足跡を見つけるまでブルームを出ないらしい。
あとで、インフォメーションセンターに聞いたら、潮が1メートルか1.5メートルかそれ以上ひいた時じゃないと見れないらしい。(数ヶ月後、こうじと再会し、自分が旅立った数日後にめでたく恐竜の足跡を発見した事を聞いた。再会した時に写真を見せてもらった。くっきりと形の残った恐竜の足跡だった。)

ガンシュームポイントはちょっと高い所にあって、そこから眺めるインド洋はすっごく真っ青で、しかも透き通っててすごく奇麗だった。

さあ、次はタコを捕まえにケーブルビーチへ。
タコは一匹しか見つからなくて、その一匹も砂に潜って逃げちゃったけど、海で泳いで気持ちよかった。さすがにここまで北に来ると8月でも海の水は暖かい。オーストラリアは日本と季節が逆だから8月は冬真っ盛りのはずなのに。ひろーい白砂のビーチにはゴミひとつ落ちてない。海の水も奇麗すぎるくらい奇麗だ。久々に楽しんだ。

帰ってから自転車屋に行って、タイヤを買った。明日は出発するぞと思ったが、タイヤを交換している時によく見たらタイヤが歪んでる。しまった!スポークが折れてる。これから先、自転車屋があるかどうかわからないので素直にここでなおしておこう。明日の出発中止。

今日の夜は、のりがカレーを作ってくれた。のりはおれのパースの時の友達の友達であった。のりはワーホリじゃない。観光だ。でもワーホリの心を持っている。
としと言うチャリダーとも話をした。んー、やる気あるねー。おれとは大違い。

としに聞いて初めて知ったけど、ブルームの手前のSANDFIREからROEBACKのロードハウスまでは290キロで、オーストラリアで一番何もない所だったらしい。おーこわ、知らなくて良かった。知らない方が恐い?まあでも追い風で良かった。いろいろと北と南の情報交換をした。

自分のベッドの下には老けた若者がいる。BWCという変なクラブの部長、まさだ。ちなみにうちらの部屋、ルームDは部室になっている。
ここにはおもしろい奴がたくさんいる。

ワーホリに年齢は関係ない。みんなが同じ立場で付き合えるからみんなとすぐ友達になれる。敬語っていうめんどくさい言葉使いがないから親しめる。
のりは明日出発する。パースに直行するらしい。そこで、パースの友達宛てに手紙をたくした。

ブルームに宿泊。


8月18日(火) チャリ復活

今日はポートヘッドランドで会った、たかこがROEBACK BACKPACKERSに来た。ポートヘッドランドではあまり話さなかった。ジェラルトンで友達になったカズの友達だと知ってびっくり。たかこは、カズの彼女の、のりこの友達でパースではのりことたかこは一緒に住んでいたらしい。

カズとも再会、そしてマイクとも再会

カズの車で今日もガンシュームポイントへ行った。恐竜の足跡はない。
チャリのタイヤもなおり、やっと明日出発できる。
夜は、カズ、のりこ、たかこと飲んだ。

明日はジミーバーンズが来る。ブルームにジミーバーンズが来る。知らない人は知らないと思うけど、オーストラリアではかなり有名な歌手。ラジオやテレビでいつも歌っているジミーバーンズだ。やっぱ、もう一泊しよう。

ローバックに宿泊


8月19日(水) ジミー最高!

今日はガンシュームポイントとケーブルビーチの間ぐらいの所の、プライベートビーチと呼ばれる誰もいないビーチに行った。女の子が行くと言うので、男どもを誘ってあげた。女の子達は歩きで、男どもは車で行った。俺とたかこはヒッチハイクで。すぐに車が止まった。

ビーチに着くと、上からパラシュートが降りてきた。スカイダイビングだ。気持ち良さそう。こんなに奇麗な海とビーチを見下ろしながら、ゆっくりとパラシュートで降りてくる。やってみたい。金があったら飛行機飛ばすのに。
しかし、他の男どもはどこへ行ってしまったのだろう。女の子達と一緒にビーチに行けることをあんなに喜んでたのに。
今日はクラゲが多い。2人やられた。

結局男どもは一人も来なくて俺一人でガールズを独り占め。
帰りはたかこと俺と夢子、3人でヒッチハイクで帰った。先に帰ったガールズ達を追い抜いてバッパーに到着。そして、BWCの部室に入って、男どもの視線が冷たかったのは言うまでもない。ちゃんと場所を教えたのに。

さあ、今夜はジミーバーンズが隣のROEBUCK BAY HOTELにやって来る。しかも、屋外コンサートなので、バッパーのベランダから見ることができる。ちょうど、舞台の斜め後ろがバッパーのベランダで、ジミーの後ろ姿がよく見えた。しかも、バッパーの1階を控え室にしている。すごいね平日の夜に、町中で屋外コンサート。ジミー最高!特にファンじゃないけど、野外で有名人の生の演奏ってやっぱり盛り上がるね。
ここのバッパーのオーナーとジミーは同級生だったらしい。

明日は久々に旅立つ。ブルーム。いい町だった。町自体は小さいけど、でかいスーパーはあるし、海は奇麗だし、ビーチも最高。
そうそう、ここにはビジターズブックが無い。という事で、安いノートを買ってきて、フリアコ(ちょっとした仕事をする変わりに宿代がただ)している真弓ちゃんにお願いしてビジターズブックとして置いてもらった。

結局、カマリとも会わなかった。カマリは土曜にならないとマーケットに顔を出さない。土曜までは待てないぜ。そうめんの件は真弓ちゃんにお願いした。真弓ちゃんありがとう。イルカとのスイミング、楽しんでください。

ブルームに宿泊。


8月20日(木) トトロんち

今日は出発した。久々にペットボトルをいっぱい積んで荷台がぐらぐら揺れている。
もうかなり暑いので今日からは裸足だ。

ブルームから70キロぐらい行った所にDARBYと言う場所がある。そこにはとなりのトトロの木があると言う噂だ。見たかったけど、国道から30キロぐらい外れるのでやめた。でも同じ種類の木は道路脇にたくさんあった。トトロの木は中が空洞になっているらしい。

今日は久々に野宿だ。早く寝よう。

今日の走行距離・・・125.5キロ 野宿

8月21日(金) トトロの気分で野宿

今日はトイレ掃除に使う蛇口から水を頂いた。ロードハウスでじべたにすわって休憩してたらみんなが話し掛けてきた。

昼飯の時、レストエリアでキャンピングカーのおっさんがレモネードをくれた。パワーアップ!味の付いてる飲み物はうまいっす。またこのなんにも無い所で飲む炭酸がたまらないねぇー。コカコーラじゃないけど、さわやかになるひとときだね。レモネードの缶一本がこんなに貴重な物だとは・・・。

今日はトトロの木と同じ種類の木の下にテントを張った。なんだかいい感じだと思ったけど、鳥がうるさい。蟻も多いな。牛のうんこも踏まないようにしないと。
注!、木の近くにテントを張って倒れた木の下敷きになって死んだ人のニュースは2回以上聞いています。気をつけましょう。シロアリなどによって弱くなっていることもあって、風の強い日は危険です。

今日の走行距離・・・143.9キロ 野宿

寝床
8月22日(土) バイクゲット

今日は向かい風だ。調子がでない。

昼休みに日本人らしきライダーが通り過ぎた。こうじかなと思ったけど、通り過ぎてしまったので違うだろう。と思ったら戻ってきた。水の事とか、いろいろ心配してくれた。「夜、キャラバンパークでたんとご馳走しますよ」と言って行ってしまった。

昼休みが終わって、チャリをこいでいると、こうじに抜かされた。とりあえず水をもらった。

向かい風だったので、キャラバンパークに着く頃にはもう暗くなっていた。最後のほうは町が見えているのにぐるっと回らなくてはいけなかったのでむかついた。なんでここからまっすぐに道を作らないんだよー。

キャラバンパークに着くと、さっきのライダー、しんじさんとこうじがテントを張って待っていた。おお、すでにビールが用意されている。とりあえずビールを開け乾杯した。疲れた後のビールは最高にうまいね。しんじさんが肉とソーセージを買っていてくれて、たらふく食った。うますぎるっ!キャンプ中に食う肉は最高。
うわっ!ワイルドライフを発見!蛇だ。

しんじさんは観光で来ている。バイクは$1500でパースで買った物で、ケアンズで売って帰るらしい。オーストラリアは州が違うと売り買いがいろいろ面倒なので、500ドルぐらいで売れればいいと言っている。こうじと二人で『1000ドルにはなるでしょー』と言った。『500ドルなら買いますよ』としつこく言ってたら、『いいよ、500ドルで売ってあげるよ』と言われたので、買う事にした。ケアンズの60’S(シックスティーズ)と言う所に置いといてくれる事になった。ケアンズに行く用事ができた。みんなに会えるかも。
やった。バイクが安く手に入った。バイクは向かい風でも進むからいい。こがなくても坂道を登るからいい。
こんななんにも無い所に日本人が3人も集まった。

今日の走行距離・・・142.2キロ FITZROY CROSSINGのキャラバンパークに宿泊。

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